研修の中で

 シャドウルール大富豪というのか、まず班わけして、それぞれにローカルルールの大富豪をさせます。たとえば7が一番強い、とかヘンなルールなんです。かつ、ゲーム中は絶対にしゃべってはいけない。で、ゲームが終わったら数人をそのルールのまま、よその班に移します。
 もちろんその班には別のルールがあります。たとえば2が強いとかレギュラールールだったりすると強化されるのだが、「おまえ何だしてんだよ?」ってなるわけです。ここで心理的な反応が見れるわけです。なかなか面白いよね。
 これを何回かやってると、もうみんな何のゲームやってるかわからなくなる。でも目標はだいたい少ないんですよ。勝つことか、楽しむことのどちらか。

 これに対する人による反応の差がなかなか面白いんですね

  • キレる人。ルール無視してると感じる人。つまり被害者肌な人?
  • ルールが違う人が来た事を察して「その場のルール」を決めようとジェスチャーをはじめる人
  • ルールは無視でお互いが楽しむためにお互いのルールのまま続行する人

 いろいろなんです。オレの班は「個人ルール」になってましたよ。だから 3が出た後にパスするやつがいるかと思えば QとかKがでたあとに 4出したりするんですよ。でもなんか目標はみんなでカード減らすことになってて、それはそれで面白かったり。

 ただ、このゲームの喩えが「新しいメンバー」だったり「新しい課題」だったり「発散する手法についての議論」だったりをさしていて、そのときの心理的反応を見てるんですね。排他的になる人、被害者意識を持ってしまう人、おとしどころを探るひと・・・面白い。

 これはやってみる価値はあると思った。