ローリスクハイリターン環境なIPO

証券、市場の世界では基本的にリターンはリスク量に依存すると思う。リスクという単語の定義にもよるが、仮にリスクを金融的に「リターンのぶれ」と捉えたとしても、ある程度の利益をマーケットであげるためには同程度の損失を抱えてもいいだけのリスクテイクが必要だ。その中でポジションを整理したり、投機したりして利益を積み重ねていくわけで、基本的に「ローリスクでハイリターン」というのはあり得ないと思う。
が、個人的にはIPOだけは例外だと思っている。一種のアノマリーだと思うが、過去数年、「当選したらほぼ確実に利益が上がる」という構図は崩れていない。テロ以降、若干公募割れが続いたこともあったが、基本的にはローリスクハイリターン、かつ、今年は異常なまでのリターン成績である。ここで「リスク」が「当選確率」に置き換えられるのだとしたらアノマリーというほどでもないが。

なにがって、

ネットプライス(3328)初値:461万円 公募価格:85万円
鉄人化計画(2404)  初値:110万円 公募価格:24万円
リンク・ワン(2403) 初値:281万円 公募価格:40万円
SHOEI(7839)  初値:1800円 公募価格:1150円

なんかもう。おかしい。当たりたい。あやかりたい。

IPOも「参加費」取るようになったら 大分参加者減るかもしれないね。参加無料、当選したらすげえ、って構図はもう…