誕生日祝い超ご満悦

今日は奥さんが私のために誕生日祝いなんぞをしてくれるということで大感激でござります。なんとなく近場、京都のどこかでディナーかしらんと思ってたら、これが福知山を越え、宮津の山の中でございます。雨のふる宮津の町をはなれ、すんごい深い山中にぽつねんと立っている民家のような建物がありまして、そこは民宿ではなく懐石料理のお店なのです。
店構えもさることながらおもてなしも超一級です。夫婦で切り盛りされているようなのですが、おかみさんのおもてなしは本当に素晴らしいのです。気持ちのいい距離感、あらゆる粗相のない対応、感服いたしました。
味のほうは、というと、さすが「うまいもん食い」を共有する奥さんだけあって、ベストチョイスで、舌鼓うちっぱなしでした。10品目ほど出てきたのですが、ボリュームも多く、懐石に対して持っていた偏見(薄味でなんやかんや食べて気づかぬうちに終り)というものがいい意味で完全破壊です。先週かなんかの「大使閣下の料理人」(でしたっけ?)で和食、懐石の味のドラマ性?について書いてありましたが、なるほど懐石というのは盛り上がり部分をこれでもかと主張する要素はないのですけど、このお店は素材にドラマがありました。宮津付近で取れた地のものを出していただけるのですが、まいたけ、ズワイにホタテのしんじょ、天然のエビの刺身などなどちょっとタマランものばっかりで、結構パンチのあるものばっかりでした。
うーん、またいきたい。必ずいくぞ。お祝いもさることながら、こういう見聞が広がっていくのもうれしい。ありがとう奥さま。

このお店、「山音」さんといいます。宮津天橋立のインター降りたら左折してスキー場のほうへずんずんいく・・・「絶対道間違ってるよ」と言いながら気合で進む…スキー場も過ぎて大江町堺…と、おおきな民家が右手にあり、ここが山音さんです。うまく説明できません。

いやーすっかりご満悦。