モバイル対応ネタ

うん、まあ、そうですよね。何にでも銀の弾丸なんてないんですが、携帯はまさにその通り。まず、ちょっと考えただけでこんだけ問題はあります。

  • JavaScriptは扱えない
  • クッキーも微妙
  • しかも クエリではなくてパラメータの部分(;jsessionid=)も扱えない端末がある
  • XHTMLが解釈できるのはまだ「一部」の携帯だけ
  • HDMLなんて独自の言語もある。整形式以前に閉じタグもくそもなかったりする
  • 各タグに独自の属性が追加されていたりする
  • Windows-31Jというcharsetを認識しないものがある

モバイルに対応する、というのはある意味で古くてダメで、でも形やシェアだけあるものと戦うのと同じです。だから、昨今のテクノロジではむしろ不都合になることだってある。うちの会社はモバイル向けのサービスをたくさん扱ってますが、携帯特有の慣習、ファイル形式、HTTP方言(へんなヘッダがいろいろ)、あたりをキッチリやろうとしたら、ちょっと古臭くてRAWなテクノロジをうまくハンドリングするほうが好都合だったりします。もちろん運用系とかはJSFとか使えますが携帯向けにはまだ微妙で何度か躓いては諦めるというような状態です(ちょっと手をいれればいけるのですが、全然スマートでない)。

いろいろと比較してみましたが、いまだに目的に対する開発効率が一番高いものは Seasar2 + S2Struts + S2Dao + Velocity(ビュー用) です。携帯電話向けコンテンツでS2の導入実績数ならおそらく私が、と言うか私の会社がトップでしょう。

Service-Daoパターン、データアクセス部分、ビジネスロジック部分に関しては携帯でも全然関係ありませんから、狭い範囲に対して適応可能なパターンやフレームワークはいくらでも使えます。要するにビューというかバウンダリの部分がきちゃないんですよ。