自由が燃える温度

華氏911』(FAHRENHEIT 911)を見てきた。このタイトル、やっぱりbon joviをパクったというかちょっとしたパロディですかね?(笑)懐かしい。
ドキュメンタリー映画ってあまり見ないんですけど、面白かった。小泉首相が「偏ったつまらん映画だ」みたいなことを発言してましたが。本当に偏った、つまり偏見というのは、そういうもののことを言うんですよ。自分の目で確かめてから言うべきで、「それは気にいらんから はなから見ない(聞かない)」というのはあまりにダメすぎ。偏った映画なら、それを見てから「オレにはあわんな」というべきでしょうし。
私自身はどうだったか、というと割と「反対」サイドから見ていた(ムーア氏の話はいろいろとあるみたいですし...)のですが、引き込まれたというか、なかなか面白かったですよ。残酷なシーンもありますし、パロディとして茶化しているところもありますが、全体に「おまえさんらはどう思うのよ」という、主観というか中身のないメッセージのようなものがあって好感が持てました。
なんつーか、ドキュメンタリーでも作り手の意思がやたらと作りこまれてるものって確かに偏ってるし、テレビでもその類のものはあまり見ません。物事を見て考えるのは自分なので、なるべくバイアスはかかってないほうがいい。そういう意味ではこの「華氏911」はかなりキケンだと思ってたのですが、全然そんなことはなかった、と感じました。
ここで、私がどう思ったかをツラツラ書くと、それはそれでヘンなバイアスが付くと困るので(誰もつかないでしょうけど)書きません。
FBIにマークされても困るので.(謎)