XP寺子屋 #3で発表してきた
XP寺子屋 #3で、「導入体験記」ということで、この5年ぐらいのうちのXP導入体験と、これからXPを導入したい人へ向けてのメッセージを語ってきました。
最近の私のプレゼンはどちらかというと根性論とか精神論が多いのですが、今回は割とバランスよくメッセージとTipsを混ぜて伝えられたような気がします。
発表資料もひょっとするとアップする/されるかもしれませんが、私がこの発表の中で伝えたかったことは以下のことです
- XPに幻想を抱かないこと
- XPは生産性を直接上げてくれるわけではない
- XPはバグをゼロにはしてくれない
- XPは顧客の満足を約束するものではない
- 「価値・原則なきプラクティスに意味はない」
- 組織に新しいものを導入するなら 本当に小さなスタートからはじめること
- 大きい組織をいきなり変更しようとしてはいけない。人は変化に抵抗するもの。一度失敗癖、ネガティブイメージ、抵抗力がついてしまうと難易度は上がるばかり
- あなたが発言力、パワーを持っているところから変えよう。あなたの発言力とは無関係に、あなたの成功体験は強いメッセージを出し続ける
- XPでも他のプロセスでもモデルでもなんでもいい。最も重要なのは「組織が自らを改善できるようなエンジンを得る」こと。フィードバックこそ最重要。フィードバックがしっかりしている組織ならほっといても成長する。
半分でも伝わったなら、これから導入する人の勇気になるはず。かれこれ5年やってますが、隣の事業部はまだ導入していないし、これからも「いい開発って何なの」という根本から目をそらさず(アジャイル自体を目的とするような間違いに陥らず)頑張っていきたいと思います。