Pavel Hruby氏のUMLステンシル for visio

UMLはスケッチツールで、意図を伝えるもので、これそのものがプログラミングであるならばもはやUMLが「ダイアグラムである必要」もなく「ダイアグラムとして認識可能」であるとも思えない。

大小ありますが、このへんの意見はかのMartin Fowler氏とも同じです。いや、もうなんていうかMDA急進派の言いたいことはよくわかるんですけど、あんまりつき詰めると、それダイアグラムって言えるのってとこあるんですよね。

私は高専卒なので、いろんな専攻・分野をまたいでさまざまな設計書に触れてきました。機械なものから電気なものまで。でもいずれにしても言えることですが「設計図が全てを表している」と思える場合、そこには必ず「ニュアンス表現」とか出てくるんですよ。図面としての整合性・理屈だけで全てを表現する、ってのはちょっと違うんじゃないかと。確かにCAD -> 部品というワークフローの中で完全自動化というのはすでに確立しているような気もするけど、最後は人間が理解する、そしてそのための道具なんちゃうんか、と。

だからワシはUMLは「意思疎通のためのスケッチ」として捉えたい。なのでドローイングが柔軟にできるツールが欲しい。やっぱVisioっていいよなあ、と思ってしまうわけです。高いんだけど…いままでnavisonとかいうところのステンシルを使ってたんですけど、Pavel Hruby氏のステンシルを教えてもらいました。試してみようっと。

なんでVisio標準のやつを使わないか、というとあれはRoseとかEnterprise Architectよろしく、「リポジトリ」ツールだからです。わしはスケッチツールが欲しい。だから、あれはVisioに対する私の要件を満たしてない、というわけです。